スマメイトの対戦データを使用してキャラの安定度や上振れ度を分析してみた
スマメイト13期の対戦成績を解析して，キャラごとの安定度を分析してみました． あくまでオンライン対戦での結果であり，オフラインや競技シーンでの安定度の解析ではございません． また，人口の少ないキャラクターがいてデータに偏りがある関係上， 直感とは反する結果が含まれる場合があるので， その点をご理解いただけたらと思います．
またスマメイト13期の対戦データは，Ver.10.1.0のものになります． その点も留意していただけたらと思います．
過去の解析はこちらから．
解析方法
使用するデータ
スマメイト13期のレート対戦の結果を使用しています．
ミラー対戦のものや，多キャラ使いのプレイヤーの試合などは除外しています．
そのうち，最終レートの差が100以上のプレイヤー同士の試合(計181472試合)のみ使用して解析しました．
キャラの安定度 / 上振れ度の決め方
今回はキャラの安定度と上振れ度を以下のように定義してみました．
- 安定度 ... 格下にも安定して勝てるか (格下相手に負け越したマッチアップ数の少ない = 安定しやすいキャラ)
- 上振れ度 ... 格上相手にどれほど勝てるか (格上相手に勝ち越したマッチアップ数が多い = 上振れしやすいキャラ)
ここで，自分よりレートが100以上高いある相手を格上，自分よりレートが100以上低い相手を格下としています．
また勝ち越しは勝率50%以上，負け越しは勝率50%未満としています．
安定度が高ければ高いほど，格下には負けにくい(= 安定しやすい)ということになります．
一方，上振れ度が大きいと，格上に勝つ可能性のある(= 上振れしやすい)キャラとなります．
また，試合数が少ないマッチアップでは，格下プレイヤーがたまたま格上に1勝して勝ち越し，というように正しい結果が得られない可能性があるため，
試合数が5試合未満のマッチアップは無視して検証しております．
解析結果
この条件におけるキャラごとの試合数
ドクターマリオ，ピチュー，ルカリオ，ロゼチコ，Miiファイター各種，リュウあたりは試合数が少ないですね．
試合数の少ないマッチアップは除外していますが，それでも直感とは異なるものになる可能性があります．
【安定度】キャラごとの格下相手に対する負け越し数の分析
左側にいるキャラは格下相手に負けうるマッチアップが存在するキャラ (= 安定しにくいキャラ)です． Miiファイター剣術は，かなり格下相手に負け越していますね．相当不利なマッチアップがあるということでしょうか． ついで，むらびと，リトルマック，ピーチ/デイジー，ピチューとなっています． 飛び道具持ちが比較的安定しやすいのかなと思っていましたが，実際は例外もあるようでした．
逆に，右側にいるキャラは格下相手にも安定して勝てるキャラ (= 安定しやすいキャラ)と言えそうです． 一部インファイターはいるものの，飛び道具持ちが結構多い印象でした． 安定しやすい飛び道具キャラと，そうでない飛道具キャラの違いを考察できると面白そうだなと感じました．
【上振れ度】キャラごとの格上相手に対する勝ち越し数の分析
左の方にいるキャラは，レート差が100以上ある格上に対しても勝ち越したマッチアップの多いキャラ(= 上振れする可能性が高いキャラ)です．
ロゼチコについて，ピチュー，ダックハント，アイスクライマー，ディディーコングが，トップ5となりました
ピチューは格上相手に勝てるマッチアップも多いですが，逆に格下相手に負けてしまうマッチアップも多いようです．その軽さが原因となっているかもしれません．
全体的に上振れしやすいキャラは，何となく対策しにくそうなキャラが多いような気がします．
実際にこの上振れ度の順番でキャラの試合数を可視化してみた結果が以下です．
一部例外もありますが，左のほうに人口の少ないキャラが多いですね．対策のしにくい，人口の少ないキャラほど，上振れする可能性があると言えそうです． 逆に言えば，スマメイトで自分よりレートが低い相手にも安定して勝つには，人口の少ないキャラの対策が必要不可欠と言えそうです．
まとめ
スマメイト13期のデータから，キャラごとの安定度について分析してみました． まだまだデータ数が少ないので，データを収集して，また解析し直したいと思っております． バージョン11.0のアプデもあったので，そのあたりの影響も気になりますね．
何かご意見やコメント，指摘などがあれば，こちらにコメントを残していただくか，twitter(@yui_ssbu)にリプライやDMをいただけると嬉しいです．
最後まで読んでいただきありがとうございました．
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