cdコマンドの改良版であるzoxideを使ってみた
概要
linuxコマンドのcdの改良版であるzoxideを使ってみたので，こちらにメモを残しておきます．
zoxideを使うことで，頻繁に使用するディレクトリに高速に移動ができるようになります．
過去にその他のツールについてもまとめておりますので，良ければご参照ください．
zoxideとは
zoxideとは，Rust製のコマンドラインツールで，linuxコマンドのcdの改良版となっています．
zoxideを使うことで，頻繁に使用するディレクトリに高速に移動ができるようになります．
また，fzfとも連携することで，インタラクティブにディレクトリを検索し，移動できるようになります．
fzfについては，以下の記事をご参照ください．
インストール方法
Macを使用している場合は，Homebrewを使用することで，インストールが可能です．
その他のOSでのインストールは，こちらを参照してください．
brew install zoxide
インストールが完了したら，以下を使用しているシェルの設定ファイルに書き込みます．
自分はzshを使用しているので，~/.zshrcに以下を追記します．
eval "$(zoxide init zsh)"
使い方
zoxideはzコマンドで使用することができます．
使い方は以下の通りです．
z foo # "foo"にマッチした中で，最もランクが高いディレクトリに移動 z foo bar # "foo bar"にマッチした中で，最もランクが高いディレクトリに移動 z ~/foo # cdコマンドと同様に "~/foo"に移動 z foo/ # cdコマンドと同様に，相対パス"foo/"にも移動できる z .. # 親ディレクトリに移動 z - # 直前にいたディレクトリに移動 zi foo # fzfを用いて，インタラクティブにディレクトリを選択し移動
特にこの中でziコマンドが強力です．
以下のようにインタラクティブにディレクトリを選択し，移動できます．
自分はこのziコマンドを，Ctrl + zで呼び出せるように，.zshrcに以下を追加しています．
zle -N zi bindkey '^z' zi
まとめ
linuxコマンドのcdの改良版であるzoxideを使ってみました．
zoxideを使うことで，cdコマンドよりも高速にディレクトリ移動ができるようになりました．
また，fzfと連携することで，インタラクティブにディレクトリに移動でき，非常に便利だなと感じました．
